歩行時の股関節痛
50歳代 男性 公務員
(主訴)
3か月前から殿部の張りと股関節の痛みが起こった。特に歩行時や車の乗り降りで痛みが強く、あまり長い時間は歩くことが出来ない。整体に行ったがマッサージ的なことをされただけであまり効果なく、整形外科を受診すると、股関節の関節の隙間が少し狭くなっていると言われ、筋トレを指導されただけで改善はしなかった。
(施術)
検査をしてみると腸腰筋と大殿筋の弱化が見られました。また股関節の可動域制限が強く、特に屈曲内旋内転で関節の引っ掛かりと痛みが再現されました。
治療はアクティベータテクニックによって筋力は正常に戻りましたが関節のロックが解除されませんでしたので、関節調整を行ったところ股関節の可動域が広がり痛みの症状は改善しました。
そして本日、2回目の施術に来られた時にはお尻の張りはまだ少し残っているが、股関節は調子よく車の乗り降りはまったく問題なくできるようになったとのこと。
明後日から出張があるとのことなので筋肉調整も合わせて行ったところ、痛みが抜けたような感じで楽になったと喜んで帰られました。
(考察)
発症から3か月ほど経っていたので改善にもう少し時間がかかるかと思っていたのですが早く良い結果がでた症例でした。
普段から武道やウォーキングをされていて筋力がしっかりしていたのが良かったのだと思います。