カイロプラクティック

カイロプラクティックとは

 

カイロプラクティックの語源は、ギリシャ語のカイロ「手」とプラクティック「技術」からきています。

 

またカイロプラクティックとは、『筋骨格系の機能、構造的な障害と、それが及ぼす神経系の機能障害、ひいては健康全般への影響を診断、治療、予防する専門職である。脊椎マニピュレーション(アジャストメント)を主とした徒手治療を特徴とする。』

 

これは世界カイロプラクティック連合(WFC)第5回総会(1995年5月)で採択されたカイロプラクティックの定義です。

 

つまりカイロプラクティックとは、筋骨格系のひずみ、特に背骨の位置異常を手技によってただし、神経生理機能を回復させ症状の改善を目的とする方法です。1997年に世界保健機構(WHO)に認められた治療法となり現在、世界80カ国にまで広まっています。

 

日本や欧米においてもカイロプラクティックは科学的根拠が最も確かな代替医療の一つと高く評価されています。一般的には腰痛症、椎間板ヘルニア、頭痛、頚肩腕症候群、むち打ち症、肩こりなどの運動器疾患系にすぐれた効果を発揮します。

 

その他、自律神経失調症、側弯症、高血圧症、低血圧症など、また自律神経を介しての内蔵の機能改善、ストレスの緩和などにも有効であり高齢者へのケアや生活習慣病、慢性病などの効果も注目されています。

 

 

 
カイロプラクティックの予防効果

 

身体がだるい、疲れやすい、眠れない、イライラする、などの症状はすでに半健康的な状態であり、痛みとして認識した時にはすでにある程度症状が進み、慢性的な疾患となっている可能性があります。半健康と感じたら、背骨の健康診断を受けましょう。

 

カイロプラクティック治療は不快な症状を取り除くばかりでなく、老化予防、ストレス解消、能率アップなどの効果があり、質の高い生活へと向かうエネルギーを活性化させる効果があります。

 

また1日に数十分、自分の身体にお手入れをしてあげるだけで、身体は驚くほどの変化を見せます。人体は繊細で、精密な構造をしており、もともとはとても強いものなのです。

 

1つのきっかけを与える事により身体の中にある自然治癒力(イネイト・インテリジェンス)を向上させ、ある程度の治癒回数を重ねていけば、身体はウェルネス(至高の健康)な状態へと向かって行きます。

 

その為に必要な日常で行えるホームエクササイズや栄養素的な指導を行うことにより、自宅で出来る予防管理の方法もその都度、ご説明致しますので、患者さん自身にとっても、やりがいのある治療法であるといえるでしょう。

 

 

 

カイロプラクティック適応症・禁忌症について

 

[カイロプラクティック適応症]
慢性の腰痛・急性の腰痛、坐骨神経痛、椎間板ヘルニア、肩こり、頭痛、めまい、五十肩・肩の障害、背中の痛み、首の痛み、ぎっくり背中、寝違え、腕・指先のしびれ、ムチウチ、股関節・膝・足の痛み、オスグッドシュラッター病、ばね指、ドケルバン病、足底筋膜炎、顎関節の痛み、自律神経失調症、倦怠感、不眠、便秘、冷え性、更年期障害、側弯症、月経前症候群(PMS)、不妊症、疲労回復、健康増進、出産前・出産後のケア等

 

[カイロプラクティック適応外(禁忌症)]→まずは医療機関で診察を受けて下さい。
脊柱の破壊的障害(圧迫骨折など)、急性炎症関節炎(炎症の激しいリウマチなど)、交通事故直後のような状態、髄膜炎のような感染症、深部静脈の血栓、骨折、靭帯損傷(重度のもの)、手術後の固定期、脱臼、悪性腫瘍、重度な骨粗鬆症、結核、骨髄炎、動脈瘤、馬尾症候群や排尿障害などを起こしている神経学欠損のある重症なヘルニア等

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